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ハタチの壁「野ばら」

おはようございます。秀柳会代表の五條詠秀でございます🙇‍♀️

さて、御伽舞踊団かぐやに入ってから約1年。

五條詠二先生(現・五條詠寿郎先生)の第二回リサイタル公演に出演させていただくこととなりました。

2011年11月15、16日。創作舞劇「野ばら」

私が二十歳になって次の日に本番という色んな意味で忘れられない舞台。

配役は「野ばら」

 

野ばら、、、、そうなんです。薔薇の役です。

人間ではなく植物。

もちろん私だけセリフはありません。

薔薇は喋りませんから😇

でも悲しいとか嬉しいとかこの人好きとか感情はあります。

全て、動きで表現する。

お芝居でさえまだまだ未熟なのに、こんな難しい役、、、😭と思いながらも

五條先生の厳しい、愛のあるご指導の元、涙鼻水たらしながら

時には5階の稽古場の窓から身を乗り出してこのまま死んだら植物の気持ちがわかるのかな〜とか(上半身まで窓の外に出ていた飲んで五條先生に止められた)

時には私より経験豊富な先輩にアドバイスをいただいたり(本当に人に恵まれてきました、、、)

時には一人山奥にいって何も考えずに木々の声を聞いてみたり、、、

最終的にはクラシックバレエで培った表現力を生かして
二十歳の私に表現できる等身大の「野ばら」が演じられたと思います。

この「野ばら」を観てから私のファンになってくださった方とはもう10年の付き合い😌

ただこの作品の期間だけ写真がないというのが私が暗黒モードだった表れだなぁと思いました😂(気分が乗っている時しか写真撮らない性格🙇‍♀️)

この作品はまた5年後に演じさせていただくことになるのですが

自分にとってターニングポイントとなる作品だったと思います。

「野ばら」を通じて踊り方も変わったし、
「魅せる」「放出する」だけじゃなく、
自分の中にエネルギーを「溜める」踊りの大切さ。

美李は薔薇じゃなくて向日葵でいいんだよと言ったくださった五條先生、
大学生活と舞台稽古の忙しい日々を支えてくれた家族、
色んなアドバイスをくれた先輩方、
何より健康で怪我なく最後までやり切ってくれた自分の身体に感謝です🙇‍♀️

別世界「飛鳥Ⅱ」との出逢いに続く

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