Blog ブログ

舞鼓刀塾 クリスマス公演2017

体験入学受付中

HOME // ブログ // 私と日本舞踊の出逢い

Blog ブログ

CATEGORY


ブログ

私と日本舞踊の出逢い

秀柳会代表の五條詠秀でございます🙇‍♀️

私が日本舞踊というものを知ったのは18の頃。

まだ高校3年生の時ですね。

指定校推薦で大学が決まって、さて、芸能事務所に入ろうとインターネットで

オーディションを探して、ここに入りたいと思いある芸能事務所に所属しました。

親ではなく、初めて自分で何かを決めた出来事でした。

で、事務所に入って一番最初のオーディションで出会ったのがある日本舞踊家でした。

とある劇団の旗揚げ公演のオーディションだったのですが、

私は女優希望なのになぜかオーディション会場にいったらバックダンサーのオーディション。

えっ?なんで?!と思いながらも、一応3歳から習っているクラシックバレエの一番好きなバリエーション

ドンキホーテのキトリをトウシューズで踊り、合格しました。

だけど私がやりたいのはお芝居。

稽古に入ってからも踊りのシーンばかりでもちろんお芝居をやらせてもらえるシーンは一つもありませんでした。

初舞台 初舞台の楽屋にて

悔しながらも本番を迎えてしまい、4日か5日間の公演でしたが、

初日に誰もいない客席で、「なんで女優をやりたくてこの世界に入ったのに、ダンサーなんかやらないといけないんだろう、、、」

考えていたら、泣いていました。

若気の至ですね笑

そんなタイミングで通りかかったのがダンスナンバーのうち2曲の振付をしていた日本舞踊の先生でした。

私なんて当時一番若くて、舞台経験もなくて、クラシックバレエしか取り柄のない18歳の小娘。

そんな私が泣いていたら普通素通りしますよね?

師匠は優しく何も言わず泣いている理由を淡々と聞いてくださいました。

その時は特に解決策をいってくれるわけでもなく、「ここまでみんなで頑張ってきたんだから、本番笑顔で楽しもうよ!

絶対今回の経験が今後女優としてやっていく上でも役立つから!」といってくれました☺️

その言葉でなんとか千秋楽まで駆け抜けて、舞台は無事終了。

また次のオーディションを探さないとと思っていたら、

その日本舞踊の先生から、踊りの線がいいから今度自分の振付する舞台にぜひ出てくれないか。ということでした。

稽古場にて 初舞台終了後色んな舞台を経験させていただきました。

自分がやっていきたいのは踊りではないけど、この先生の作品なら出てみたいなと思い、

そこから色んな舞台で色んな作品と出会い、
日本を飛び出してギリシャ、香港、アメリカ、、、
12年目の付き合いになるなんて。思ってなかったです。

これが日本舞踊と今の師匠との出会いでした。。。  
19歳の五條詠秀に続く

ブログ一覧